カラオケ 前編

 コロナ禍ですたれた感のある『カラオケ』ですが歴史はそう長くありません。私が生まれて初めて経験したのは大学1年生の時でした。まだ20歳です。当時は戦後間もない古い演歌がほとんどで、当時私のような若者には知っている曲がほとんどない時代でした。その中で初めて歌ったのは当時大人気であった刑事ドラマ「西部警察」のクロージング曲「みんな誰かを愛してる」でした。石原裕次郎が歌っていましたが、知っている曲はこれだけだったと記憶しています。周りは自分より20歳以上の上の方ばかり。親父より上の方も多かったように記憶しています。彼らも今は80~85歳以上ですから、鬼籍に入っている方が多いはずです。時の流れを感じずにいられません。