最近街中でSDGsという言葉をよく見かけるようになりました。「持続可能な開発目標」としてカラフルなアイコンが目を引きます。ところで持続可能というのは、なかなかに難しい事だと感じたことがあります。以前、開発途上国に援助として先進国から衣類(主に古着)を大量に寄付していたところ、結果としてその国の繊維産業が壊滅してしまったという事例がありました。古着の寄付はきっと善意から行われたことでしょう。しかし結果として地元の繊維産業から仕事を奪うことになってしまったのです。SDGsの目標の中に貧困をなくそうというものがあります。安易な方法が、場合によっては大きな障害を作ることになりかねないのです。
大山