今はガスや石油を使ったファンヒーター、電気を使ったクーラーなどが主流ですが、私が子供の頃、北海道ではいろいろな原料を使用したストーブがありました。祖母の家では「おがくず」を使っていました。「おがくず」とは木材を加工するときに生じる細かい木屑です。また旭川市に住んでいた小学校の頃は自宅ではマキ、学校では石炭を原料としたストーブを使っていました。ともに毎日原料を入れたり、燃えカスを捨てなければならないため本当に面倒でした。学校では「ストーブ当番」があり、交代制で重い石炭を運んだり、燃えカスを捨てに行く作業を交代でやらされていました。極寒の中に外に行くのが嫌だった記憶があります。今はスイッチだけでことが済むのですから、本当に便利な世の中になったものです。