地球温暖化による北極の気温上昇が東アジアに影響を与えています。北極が暖かくなると、奇妙なことに東アジアは寒くなってしまうのです。これは北極の溶けだした冷たい水に乗って寒気が東アジアに流れ込んでくるのが原因です。
影響は、日本が寒くなるばかりでなく、植物の成長にも影響を与えます。農作物の収穫が減るだけでなく、冬から春にかけての東アジアでの二酸化炭素吸収量が65メガトンも減少するのです。65「メガトン」です!ちなみに環境省の発表では、2017年の日本の1年間のCO2排出量は1200メガトンです。普段何気ない寒さだなと感じている気温の変化も地球全体でみるとものすごい影響を与えていることがわかります。
大山