薬学部の退学が増えている

2006年に薬学部が6年制となりました。

2012年には新薬剤師国家試験が実施されています。

最近、はじめて大学の退学率が公表されました。その結果、

退学率が50%を超える大学があっただけでなく、

退学率30%以上が7学部

退学率20%以上が13学部もあり

薬学部の退学率が他学部より高い傾向がはっきりしています。

 

背景には、2002年からの規制緩和で大学の薬学部が急増したことが挙げられます。この規制緩和で、薬学部は47校から77校まで増加しました。また、定員割れしている薬学部も多く、2020年の私立大学薬学部の40%近くが定員割れをしています。こういった定員割れを防ぐために入試科目を1科目だけに絞ったりした結果、学生の質の低下を招き退学率、国家試験合格率の低下が進んでしまったようです。

大山