年6回開かれる大相撲では、3月場所は大阪で開かれ、春場所とも言われます。また春一番が吹く時期から「荒れる春場所」とも言われます。今場所も前半早々一人横綱の照ノ富士が休場、カド番大関の正代が序盤で4連敗するなど大荒れのなか、大関から平幕まで番付を下げた高安が初日より10連勝、新関脇の若隆景が12日まで1敗で並び、新大関の御嶽海と平幕の琴ノ若も1差で追いかけるとてもスリリングな展開でした。御嶽海が14日目に脱落し、3人が千秋楽まで優勝争いを繰り広げ大いに盛り上がりました。最終的には優勝決定戦で若隆景が初優勝しましたが、まさに「荒れる春場所」でした。