今回は、情報科の改定についてです。
昨年まで、高校では
「社会と情報」「情報の科学」
のどちらか1科目(2 単位)を選択、履修することになっていました。
この「情報の科学」という分野にプログラミングの学習が含まれていました。
ですから、選択によってはプログラミングを学習しないまま高校を卒業することも可能でした。
これが、新しい指導要領では
「情報Ⅰ」(必修)、「情報Ⅱ」(選択科目)
になりました。この「情報Ⅰ」という科目にプログラミングの学習が含まれているのです。
小中学校でもプログラミング教育がはじまり、その流れの中で、高校の情報科でもプログラミングが必修化されたのです。
今後は、文系・理系、性別に関係なく、すべての高校生がプログラミング教育に触れることなります。
高校進学は義務教育ではありませんが、現在、日本では約99%の生徒が高校に進学しています。
そんな中で、もっと高度な学習をしたいという生徒が増え、現在不足しているIT人材に成長していって欲しい。
今回の改定には、そんな目的もあるのでは無いでしょうか。