鯉のぼり

 昔は4月末くらいから、あちこちに鯉のぼりが泳いでいたものですが、空き地の少ない都会ではほぼ目にすることがなくなったように感じています。私の家庭は三人兄弟でしたので、私が10歳くらいまでは毎年父が空き地に木のポールを立てて、鯉のぼりを4,5枚ほど泳がせてくれました。薫風の中を泳ぐ様は春の青空に映えていて、とても鮮やかな映像として記憶に残っています。私は子供たちにそのようなことはしてあげられませんでしたが、「屋根より高い鯉のぼり 大きな真鯉はお父さん 小さい緋鯉は子供たち」の歌を娘と息子と一緒によく歌いました。その子供たちも30代です。懐かしい思い出です。