金槌にくぎ、カンナにのこぎり。子供の頃は基地作りなどに使った記憶があります。糸と針。裁縫も母や祖母が日頃家庭内でやっていたのを目にして育ちました。今は前者はほとんど手にすることはありませんし、後者も見ることが少なくなりました。技術や道具の進歩もありますが、下手に使ってけがをすることを避ける傾向なのかもしれません。指を間違って金づちで打ってしまう、針を指にさしてしまう。確かに危険ですが痛い思いや失敗をしていろいろと学んできました。振り返ると自分の子供たちにも使わせた記憶はありませんし、孫に至ってはその存在すら知らないでしょう。うーん、これも戦後教育の弊害ですかね。