チェルノブイリの黒いカエル③

自然選択の結果、黒いカエルが増えたチェルノブイリ原子力発電所の周辺地域。メラニン色素が放射線から保護してくれることが実際に示された貴重な事例です。これは、進化や生理学といった学問の問題だけでなく、核廃棄物を扱う現場作業員の安全や、宇宙探査を行う飛行士の健康を守る技術などへ応用ができる可能性があります。チェルノブイリの生態系の調査から多くの可能性が広がっていくのです。