チェルノブイリの放射線を食べる菌

1986年にチェルノブイリ原子力発電所で事故がおきました。その5年後に驚くべき調査結果がでました。強烈な放射線で汚染された原子炉内に生命がいたのです!事故から5年後に原子炉の壁で菌類が繁殖していることが分かったのです。驚くべきはその菌類の生存方法です。放射線に耐性があるというレベルを超越して、放射線を食べて成長することができるように進化した菌類です。この菌類の持つ大量のメラニンが、有害な放射線を吸収するだけでなく、放射線のエネルギーを化学エネルギーに変えていました。この化学エネルギーで有機物を作り出していたのです。この菌類は黒カビの一種です。科学者はこの菌類から、将来の宇宙旅行をする飛行士の健康を守る技術を研究をしています。どんな環境でも適応していく生命のすごさを実感できるニュースです。

大山