このハイブリッドウィルスは、初期流行タイプの武漢株に、現在流行しているオミクロン株のスパイクタンパク質を融合させた遺伝子組み替え新型コロナウイルスです。マウスをつかった感染実験では、
武漢株 死亡率100%
オミクロン株 死亡率ごくわずか
ハイブリッド株 死亡率80%
となっています。このことから、今流行しているオミクロン株の重症度が低い原因は、ウイルスのスパイクの変異ではなく別に存在することが判明するのです。このように、一見危険な実験と思われるものも、これからの病気の原因究明や治療方針の確立のための大切な手段なのです。見た目の危険性だけでなく、それを行う本当の理由を知ることの大切さがわかるニュースでした。
大山