「ビッグ・ジョン」の愛称で有名なトリケラトプスの化石には、角で突かれた傷跡が残っています。研究の結果、この傷は、仲間のトリケラトプスによって背後から不意打ちをされた時にできた傷と判明しました。恐竜図鑑にはティラノサウルスと勇敢に戦うトリケラトプスの想像図が描かれていますが、現実には仲間内でも闘争があったことがわかる貴重な化石です。しかも背後からの不意打ちという…。さらにこの化石からは、恐竜の治癒の仕組みが私たち哺乳類に近いものであることもわかっています。恐竜がどのような生活をしていたか興味はつきませんね。
大山