先日ロータリークラブの式典でエッセイストの阿川佐和子さんの講演を聞きました。彼女は東海道新幹線の新車両の名を決める委員会の委員でした。協議の結果「きぼう」に内定していたそうですが、そのことを鉄道に造詣の深かった父である作家の阿川弘之氏に伝えたところ、「これまでの列車名は大和言葉で名づけられてきた。「きぼう」を大和言葉にすると『のぞみ』になる」とアドバイスされ、このことを委員会で進言したところ、『のぞみ』が採用されたという話を聞き、そうだったのかと得心しました。未知が既知となり、とても嬉しく感じました。