今日はバレンタインデーですが、4年前の今日国税庁が「返戻率50%以上の保険商品について課税方法を定めた通達を見直す」と発表したことから、生命保険業界では『バレンタインショック』と言われました。発端は2017年から販売を開始した①前期と後期で保障内容が異なり、②ピーク時の単純返礼率が80%以上を超えるうえ、③保険料が全額損金になるという災害補償系商品でした。多くの保険会社が顧客獲得のため返戻率を競ってました。そこを問題視した国税庁の発表でした。企業経営に関わっていないと疎い話でしょう。簡単に言うと、保険によるあからさまな税金逃れを防ごうということです。経営側にとっては脱税ではなく節税なのですが…。