水泳 前編

 亡き父が水練の達人で、子供の自分を背中に乗せたまま平泳ぎができる人でした。警察官の仕事で海や湖の水死者を何人か陸まで泳いで運んできたと言ってました。今はそんなことは絶対させませんね。一方私は子供の頃から水泳が苦手で、息継ぎがうまくできず、また浮くこともできず、プールの授業ではよく水を飲むなど、痛い思いをしていました。顔を水につけたり、耳に水が入るのが本当に嫌でした。でも今は…。以下は後編へ。