去る24日に福島第一原発の処理水を放出しました。これから30年間もかけて放出を続ける計画だそうです。一応全世界に処理水の安全性を確保・承認を受けての放出ですが、いくら科学的根拠を示しても、中国のようにわけのわからない批判を続ける国もありますし、国内でも漁業関係者などを中心に風評被害に関する懸念をあげて、反対の立場を取っている団体や市町村もあります。それぞれの立場がありますので、正論は難しいのですが、どこかである程度の線引きをした決断をしないと、この手の問題は永遠に解決しないと考えます。福島第一原発をこのまま放置できないことは誰でも理解できます。ゆえにその方法論を決めることだけなのですが、ここに様々な利害や感情が絡み、根本的な結論に行きつかない現状があります。高所大所的な考えをする人が少なくなったこともその一因だと個人的には感じています。