企業で「リスキリング」熱が高まっています。政府も「人への投資」につながるとして、今後5年間で1兆円を投じて支援すると岸田総理が宣言したことから、にわかに脚光を浴び始めています。「学び直し元年」と位置付けて注力している企業も多いですが、うまく活用できていない企業が少なくありません。それは以下のような勘違いがあるように感じます。例えばeラーニングやDX(デジタルトランスフォーメーション)教育と混同している企業や、シニア向けの教育と捉えている企業が少なくありません。社員全員が対象でなければならないのに、中高年限定の施策も垣間見られます。また就業時間外にするものだとか、人事部にお任せするなど、認識不足やトップの誤解が迷走を生んでいるようです。新規の施策ほどトップが中心となって全社一丸となって進めていくべきだと考えますが…。