若い頃は未熟なこともあり、チョークで汚れることの多いこの業界では高価なスーツを身につける意味などないと考えていました。作業着としての感覚しかなかったのでしょう。それでは格好悪い学校の先生と同じであることに気づかなかったのです。あるとき友人の社長に「横山、社長なのだからもっといい背広を着ろよ」と言われました。結構ショックで腹も立ちましたが、本当のことですので行動を改めるきっかけになりました。それ以来安っぽい背広はすべて廃棄して、それなりの値段の物しか着ないようにしています。それなりの立場になったら『身嗜みにはお金をかけなさい』と以前から母に言われていたのに、一蹴して無視していたのですが、これを機にすべて変え、身嗜みにそれなりのお金をかけるようになりました。この友人には本当に感謝しています