今夏のあまりの暑さに紅葉の時期も変化しているようです。ところで紅葉は「もみじ」とも読みます。諸説あるようですが「もみじ」という単語は、「揉み出づ」から生まれた動詞「もみづ」に由来するとも言われています。平安時代にはベニバナなどから染料を揉み出す言葉を「もみづ」と呼んでいました。この言葉から派生した名詞の「もみぢ」は染料が染み出すように草木が色づくこと自体を表しています。もみじには多くの種類があり、紅葉の際に重層的な色彩美を持っています。昔の人も紅葉した葉を見て秋の深まりを感じたのでしょう。紅葉狩りが待ち遠しいですね。