先月末から開催されたCOP28でも話題となりましたが、「地球沸騰化時代」の到来を感じさせる今夏の猛暑により、多くの人々の生活に打撃となっています。近年洪水や干ばつなど温暖化による異常気象で済む場所を追われる人々を「気候難民」と呼びます。世界最貧国の一つであるソマリアであ、6年連続で雨季の雨がほとんど降らず、大干ばつとなっています。人々は故郷を捨て、ケニア東部の難民キャンプに押し寄せています。その数は37万人です。粗末なテントを作って寝起きしています。こんなことが現実に起きています。平和ボケしている日本では考えられないことで、現状を聞くだけで言葉を失います。戦争による被害だけではなく、一人でも多くの人がこのことにも目を向け、支援の輪が少しでも広がっていくことを祈ってやみません。