教員不足が続く中、教員免許を持つものの学校で教えていない「ペーパー教員」が注目されています。文科省の推計によると全国に300~400万人いると見られています。教員免許の有効期限を10年とした免許更新制が2022年に廃止されたことで、一度失効した人も手続きをすれば、再び免許を得られることになったことから、教員免許保有者が増えたことがその一因です。今年4月までに全国68教育委員会のうち、32教委がペーパー教員向けの研修会を実施し、人材の掘り起こしに力を入れています。実際に沖縄県や宮城県では採用実績もあります。ただ「ブラックな職業」を変えていかないと人で不足の解消につながるか微妙だと感じます。