「荒れる春場所」の異名通り、三日目で横綱大関の勝ちっぱなしがいなくなり、横綱は6日目に休場、関脇、小結の上位陣も早々と脱落しました。その中で110年ぶりの快挙を果たしたのが、新入幕の尊富士です。新入幕で11連勝と昭和の大横綱大鵬の記録に並び、12日目に敗れはしましたが、見事13勝2敗で初優勝を飾りました。また殊勲賞、技能賞、殊勲賞と三賞を独占したことに加え、初土俵10場所でのスピード優勝も史上初で、まさに快挙です。彼と同世代の大の里など若い世代の台頭に、期待がふくらみますが、大きく負け越した霧島など上位陣の奮起も促したいですね。