子供の平日休みを認める新制度「ラーケーション」が、昨年愛知県や大分県別府市で導入されました。小中学校や高等学校の一部で学校を数日休める新制度で、ラーニング(学び)とバケーション(休み)を組み合わせた造語です。この意図は有給休暇取得率の低さを是正するため、子供が柔軟に休みを取れるようにすれば、親の休み方も変わるのではというものです。平日なら旅行料金や宿泊料金も安いので、経済的効果も高いという利点もあります。ただ割を食うのが教員で、ラーケーションによる学習の遅れを取り戻すための負担増が懸念されます。画期的なアイデアのようですが、この新制度にも一長一短があるようです。