これは太陽で不定期に発生する爆発的な増光現象で、小規模なものは1日3回ほど、地球に影響を与えるほど大規模なものは数年に1回程度発生していますが、今回は観測史上初の「3日で7回」発生し、世界各地で低緯度オーロラが観測されたほか、アメリカでは電力系統」やGPSに異常が生じています。低緯度オーロラは1770年9月に日本各地で観測されたという記録が、絵図面とともに残っています。観測史上最大と言われる1989年の巨大磁気嵐と同等かそれ以上の規模であったと推定されています。当時の人々の驚きは想像を絶するものであったでしょうね。