大学1年生の時に住んだのが北区の赤羽でした。南口から徒歩5分ほどの住宅で、今では存在しないであろう賄い付きの下宿です。大家さんは広い土地持ちの方で、大きな実家のほかに二階建てのアパートも所有していました。ただご主人は他県の高校の先生で単身赴任していました。21歳と19歳の娘さんがいて、三人の女性だけでは心もとないため、数年前から用心棒的存在として若い学生男子を、余っている2階の三部屋に下宿させてきたとのことでした。確か家賃が27000円で、食費は朝夕の二食付きで700円(朝食300円、夕食400円)の計算だったと記憶しています。食べない場合は返金してくれるという、とても良心的な下宿でした。また食事内容は実家よりもずっと豪華で、品数の多さに驚いたものです。ただ残念なことに諸事情で1年で下宿をやめることになり、別の場所を探すことになりました。