6回目は進化論におけるガラパゴス諸島の生態系になぞられる言葉である「ガラパゴス化」です。ビジネス用語でもありますが、日本市場という孤立化した環境で、製品やサービスの最適化が著しく進行した結果、外国の製品との互換性を失い取り残されるだけではなく、適応性・汎用性と生存能力の高い外国製品や技術が入ってくると、最終的に淘汰される危険に陥る警句です。軽自動車をはじめ(わが国だけの製品なのであまり問題にはなりませんが…)、パソコンの互換性やガラケーを呼ばれた携帯電話やカーナビも同様です。世界的基準を前提とした開発になっていないのかもしれません。ここにも閉鎖性が見え隠れします。