中央新書から出版されたこの作品の中で著者は擬音語、擬態語、擬情語である「オノマトペ」を追求し、言語の本質に迫っています。3月までお茶の間を楽しませてくれた朝ドラの「ウキウキ」「ワクワク」「ズキズキ」などは身近な言葉ですが、定義するのは難しく感覚的なイメージを写し取る語とされます。オノマトペは子供と話すときに多用します。ボールを投げるときの「ポイ」などがそうで、音と投げる意味を結び付けています。このことが言語学習の足場となる重要な役割を果たしており、ここに言語の本質があると説いています。うーん、納得する部分も多々ありますが少々難しいです…。