生乳余りの問題

 牛乳は準完全栄養食品と言われ、三大栄養素に加え、様々な栄養分を含んでいます。そのため学校給食に採用されて今日に至っているのですが、最近は消費量の減少が続き、「生乳余りの問題」が度々取り上げられています。生乳は需要が減っても急に供給を減らすことができません。牛は毎日乳を絞らないと病気になってしまううえ、長期保存ができないためです。その結果消費しきれない生乳を廃棄することになり、経営難になった酪農農家が廃業することにつながっています。牛乳に限らず食品ロスを減らす取り組みが急務です。