公益通報者と報復人事

 内部告発をした社員に対して、公益通報者保護法では通報者に対し会社が不利益な扱いをすることを禁じていますが、罰則規定がないため、一種のザル法となっており、通報後に別の理由をつけた「報復人事」が後を絶ちません。勇気ある告発者を守らねば、社内の不祥事はますますブラックボックス化していきます。早期の法改正が求められています。