医学、法律学、経済学、工学といった社会生活で実際に役立つ学問を『実学』と言います。明治以降の日本では一時期実用に値しないと排斥された学問もありました。例えば儒学や和学などです。また現在でも利益につながる手段は重宝されますが、それ以外は実用性の低いと括られ、重要視されない風潮があります。しかし学問の神髄は「役に立つか」という範疇ではなく、学んだことを活かす行動を起こせるかではないでしょうか。つまり本人次第です。知識の集積が学ぶことの目的ではなく、学んだことをどれだけ還元できるかを意識することが、『実学』につながると考えます。