令和の米騒動

 列島は今夏、にわかな米不足に揺れました。価格は大幅に上がり、売り場から米が消えました。地方に比べ、大都市圏では9月になっても混乱していました。最近新米供給もあり少し落ち着きましたが、価格は高値状態です。8月初めの宮崎県の地震で南海トラフ地震情報発出や同月末の台風10号上陸により、消費者が買いだめに走ったことも原因の一つでしょうが、温暖化の定着による作柄の低迷と、作付け面積の減少による生産量減少という深刻な問題もあります。特に水稲農家は50年で7割も減っています。抜本的な対策が急務と考えます。