受け継ぎたい日本の祭り PART6

 全国に多数ある火を用いる祭りの中でも、特にインパクトがあるのが青森市で行われる「照法寺の火祭り」です。「津軽火生三昧」という法要を行う寺院で、一連の修法で煩悩を焼き払い世界平和や家族安全を祈るのです。しめ縄を張った決壊の中に四人の行者が入り、「松明(たいまつ)の行」「鉄鍬(てっか)の行」「熱釜(かま)の行」「火渡りの行」と行います。危険で壮絶なものです。テレビでもよく取り上げられますが、見ているだけで火傷をしたような気持ちになります。まさに山伏の荒行です。