ソニーといえば、私の世代でまず思い浮かぶのは「ウオークマン」です。先達の方ではトランジスタラジオでしょう。1946年に井深大、盛田昭夫氏らが東京通信工業として創立したのが始まりで、祖業はエレクトロニクスです。その後カメラやテレビなどの電化製品、半導体、金融といった多くの分野で活躍していますが、現在売上高、営業利益ともに6割を占めるのが、エンタメ分野です。ここ12年で音楽、映画、ゲームの3事業で占有率を高め、株価は昨年12月には25年ぶりに過去最高を更新しました。テレビやスマホなどのエレキ分野から撤退と大幅な縮小を断行して、過去の低迷時期からの脱出に成功しています。次のヒットを目指しているのは日本初のコンテンツである「アニメ」の世界展開を目指しています。変化をつかむ重要性を強く感じます。