亭主関白

 今や死語と化しています。亭主(夫)が関白のように家庭内で威張っている状態を指しますが、今では許容されないでしょうし、DV(家庭内暴力)の一種に該当するかもしれません。戦前は民法で父権が認められていましたから当然だったでしょうし、戦後二十年ほどはその色が濃く残っていましたから、私の家は完全に「亭主関白」で、父の言うことが絶対でした。その血を受け継いだのでしょう。私も亭主関白です。妻にも子供たちにも絶対的存在でした。子供たちが巣立った今も家では王様です。妻が許容してくれるので、今のところうまくいっていますが、「裸の王様」かもしれません…。ちなみに反対の言葉は「かかあ天下」です。これも死語ですね。