夫に対しては良い妻であり、子供に対しては養育に励む賢い母のことです。昨日の亭主関白ほど死語ではないでしょうが、ほとんど見かけません。この言葉が生まれたのは今から100年ほど前の明治時代ですから、女性はこうあるべきだという男尊女卑が根底にあるのかもしれません。当時女性は今とは比較にならないほどの家事に追われながら、子育てをしていました。子供の数も一人や二人ではありません。想像できない忍耐力が必要と感じますが、おそらく当たり前のことだと受け入れていたのだと思います。今は専業主婦の方も減り、男女平等、夫婦対等、子育ても夫婦で一緒にという時代ですので、この言葉を使用するとしても、現代の世相に合った意味と使い方になるのだと感じます。