受け継ぎたい日本の祭り PART8

 三方を海に囲まれた島根県松江市の美保関町にある美保神社は、海上安全や漁業の神である事代主神を祀る、恵比寿様の総本宮として名高く、冬の訪れと同時に、ここで『諸手船神事』が行われます。天照大御神に国を譲るように迫られた出雲神・大国主神が船を美保に遣わし、息子の事代主神に意見を訪ねるまでの国譲り神話を再現した神事です。古風な装束の氏子たちが小舟にぎゅうぎゅうに乗り込み、「ヤアヤア」と声くぉあげながら海へ漕ぎ出し、二艘は激しく漕ぎ競ったり、水を掛け合ったりしながら対岸まで三往復します。この神事は毎年12月初めに執り行われています。